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補聴器のラビット 

ラビット通信 2026年10月号

2026年10月号

「難聴のある方」とは? — 聞こえの違いと適切な理解

「難聴のある方」と聞くと、「ほとんど音が聞こえない人」をイメージされるかもしれません。しかし実際には、聞こえにくさの程度やコミュニケーションの方法によって、さまざまな違いがあります。

■ 基本的な意味と呼び方の違い

  • 難聴のある方

    聴覚に何らかの低下がある人を広く指す、比較的中立的な表現です。日常会話や医療・教育の現場でよく使われます。難聴の程度は軽度・中等度・高度までさまざまで、片耳のみ聞こえにくい「一側性難聴」も含まれます。

  • 難聴者

    日常的に聴力が低下している人を指す呼び方です。軽度から高度まで幅広く、健康診断の要検査で初めて気づくケースも少なくありません。中等度〜高度難聴であっても特定の周波数が聞こえていると自覚できないことが多々あります。音声言語で対話できる方が多く、早期からの補聴器使用により高い効果が期待できます(海外では軽度難聴からの早期装用が一般的です)。

  • 聴覚障害者

    聴覚機能に恒久的な制限がある人全般を指す総称です。主に法的・制度的な文脈や公式文書で使われ、福祉支援や社会的包摂の意味合いを含みます。主に高度から重度の難聴者が対象となり、補聴器の効果が得られにくい場合もあります。

  • ろう者

    主に手話を中心にコミュニケーションを行い、聾学校への通学経験などを通じて独自の文化やアイデンティティを持つ人を指します。補聴器の効果が限られることも多く、手話や読話(口の動きを読み取る手法)が必要となるケースが多く見られます。

■ 補聴器は「早期装用」がとても大切です

「まだ聞こえているから大丈夫」と思っていませんか?

そう感じた段階で、すでに聞こえの低下が始まっている兆候かもしれません。補聴器は早期に使い始めることで、より高い効果を得ることができます。少しでも気になる方は、早めの相談や検査をおすすめします。

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